きったんのぶろぐ

大阪在住の会社員(30代)が書くブログです。

X JAPANのドキュメンタリー映画『We Are X』を観てきました。

遂に日本公開となったX JAPANドキュメンタリー映画『We Are X』を公開初日に観てきました。

kittan.hatenablog.com

 

観賞まで

アリオ鳳にあるTOHOシネマズ鳳で観賞。

アリオ鳳(話はそれまずが、3月9日にケーズデンキがアリオ鳳にオープンするそうです)

4階へのエスカレーターを上がっていきますと、「TOHO CINEMAS」の看板が見えてきます。

f:id:kittan0509:20170305094219j:image

 チケット発券ブースの横に掛かっている上映映画のボードに、ありました!

「We Are X」のボード。YOSHIKIの直筆サインも入っていました。

直筆サインのものをプリントしたのか、プリントされたものに直接書かれたものなのかは、ボード周辺に近づけなくなっていたので判別つきませんでした。

f:id:kittan0509:20170305094242j:image

グッズ売り場には、サウンドトラックCDのほか、Tシャツやポーチ、トートバック、ボディーステッカーなどのグッズが販売されていました。

この時には気づきませんでしたが、別の棚にてウェンブリー公演のパーカーもあったようです。

f:id:kittan0509:20170305094232j:image

 パンフレットは、レコードジャケットぐらいのサイズで青盤赤盤があります。

サウンドトラックも、海外販売の青盤日本販売の赤版があるので、それに合わせたのでしょう。

悩みましたが、私は青色を購入しました。

写真を撮ろうにも、パンフレットにケースが付いており、それがプラスティック製で反射するので上手く取れませんでした。

多分、そのプラスティック製ケースが、赤なだけで中身は一緒だと思うのですが、パンフレット内のページによってはが基調になっているところがあるので、中身もで分かれているのでしょうか?

赤を購入した方、すみませんが教えてくださいm(_ _)m

「WE ARE X」オリジナル・サウンドトラック

「WE ARE X」オリジナル・サウンドトラック

 

 

WE ARE X SOUNDTRACK(輸入盤)

WE ARE X SOUNDTRACK(輸入盤)

 

 ロビーでグッズを見たりしながらぷらぷらしてたら、10分前のアナウンスがあったので入場。

スクリーン6番でした。

f:id:kittan0509:20170305094258j:image

公開初日とはいえ、レイトショーでしたし、難波ならまだしも鳳なので閑散としているかと思いきや、真ん中の通路より上にそこそこ人がいました。

中には、再結成後のライブで販売されていたジャンボバスタオルやパーカーを着ている人がいましたので、堺近辺のXファンが集まってたという感じでしょうか?

 

いざ、観賞

ここからは若干ネタバレも入りますので、(続きを読む)というふうにします。

2014年10月11日にマディソン・スクエア・ガーデンで開催された単独ライブの数日前からのメンバーを追いかけながら、そこにメンバーや関係者へのインタビュー、結成当時からの映像を挟んで、YOSHIKIX JAPANの歴史を追っていくという内容になっています。

youtu.be

YOSHIKIがロックに魅せられるきっかけとなった、KISSのジーン・シモンズのインタビューまであります。

ジーン・シモンズは昨年10月にロスで開催されたプレミア試写会にも出ています。

news.aol.jp

YOSHIKI

そのほかにも、声での出演ですが、YOSHIKIのお母さんも出ており、YOSHIKIがどんな子供だったか、少し語っておられます。

身体が弱い子だったのは、なんとなく聞いたことがありましたが、「そんなに弱かったの?」ってぐらいか弱いYOSHIKI少年だったようで、そのうえ、死というものを何かと考えていた子供だったようです。

また、10歳で父親を自殺で亡くした時とその後の話、ロックにはまっていった話も赤裸々に答えています。

Toshl

4歳からYOSHIKIの幼馴染である、Toshlについても洗脳組織にはまっていった経緯(元妻や組織の代表、組織での折檻など)、そこから解放されたきっかけなども赤裸々に答えています。

「ここまで見せるか?」って映像は、組織にはまってX JAPANが瓦解したあと、Toshlが癒しの音楽巡業を行いながらビジュアル系・X JAPANの存在を全否定しているコメントです。

YOSHIKIViolet UK天皇陛下即位10周年記念式典の奉祝曲を演奏している映像とToshlが洗脳組織にどっぷりはまっている映像を合わせて流すことで、解散から再結成までの数年間、完全に違う道を歩んでたということがよくわかります。

再結成〜Without You〜

 

Without You

Without You

  • X JAPAN
  • サウンドトラック
  • ¥250

 再結成については、方々で語られているとおり、X JAPAN再結成を持ちかけた関係者の話がきっかけとなってToshlがYOSHIKIに電話し、ロスで二人っきりで会食。

音楽の話、X JAPANの話ではなく、幼馴染として子供の頃からのたわいない話をして、YOSHIKIがHIDEのことを想い、Toshlに歌ってもらいたいと思って書いた「Without You」という曲をYOSHIKIの演奏の元に歌ってもらい、それでもう一度一緒にやってみようという流れになったようです。

ただ、その時のToshlはまだYOSHIKIの知っているToshlではない(洗脳状態)というのは一目瞭然だったようですが、幼少期からの友達=Toshlの全てを受け入れて一緒にやることで、いつか戻ってくるのを期待していたようです。

その後に、Toshlは組織から脱退したので、この時のYOSHIKIの決断は正しかったのでしょう。映画内でも、二人がスタジオで「Without You」を演奏するシーンで再会した頃の話やその当時の洗脳状態を自然と話できているので、過去のこととして二人で乗り越えたということでしょうね。

映画内でも言われていますが、HIDEは解散ライブ当日でさえ、YOSHIKIとToshlの関係を案じ、解散についてもなんとかならないかと思案していたようで、このHIDEを想って書かれた「Without You」という曲が再結成のきっかけになったことからも、HIDEが時間がかかりながらも二人を再会と再結成に導いたかのでしょう。 

再結成直後のライブでもよく歌われていますが、この曲をライブで聴くといつも涙うるうるになってしまいます。

 

様々なインタビューでYOSHIKIが語っていますが、この映画の製作については消極的だったそうです。

まぁ現在進行形のバンドですし、その歴史を掘り返していくと、父親の自殺、HIDEとTAIJIの死、Toshlの洗脳、解散といった悲劇についても赤裸々にしていくことになるので、封印しておきたかったという気持ちもわからんではないです。

ただ、X JAPANのヒストリーが人の命を救ったり、希望を失った人々に夢を与えられるのではないかと思うようになって、製作にGOを出したそうです。

確かに、長年やっているバンドには多少なりストーリー性の強い歴史があるが、X JAPANの悲劇性は突出しています。それでも、そのような悲劇が起きても前へ前へ進む彼らの音楽には勇気づけられる人が日本にも多いでしょうし、世界にも広がっているのでしょう。

これからも進化し続けていくであろうモンスターバンド、X JAPANのドキュメンタリーはファンだけでなく、観た人全てに何かを与えるものになることでしょうし、なぜ多くの人がこのバンドに惹きつけられるのか、解散後もファンは増え続けたのかよくわかる映画になっていますので、是非ご覧ください!

 

以上、X JAPANドキュメンタリー映画『We Are X』を観てきた感想です。

 

追記:「X JAPAN LIVE 2017 at the WEMBLEY Arena in LONDON」のライブビューイングですが、座席に空きがあったので行ってきました!

感想は後日。