きったんのぶろぐ

大阪在住の会社員(30代)が書くブログです。

シン・ゴジラ ついに発売!

昨年大ヒットした、12年ぶりの日本版ゴジラ映画「シン・ゴジラ」のDVD、Blu-rayが発売、レンタル開始されました!

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シン・ゴジラ

シン・ゴジラ

 

アマゾンで予約していたら、前日にコンビニへ届いていたので夜中に早速受け取りに行って、そのまま夜更かしして観ました!

映画館では、TOHOのMX4Dで観ましたので、シン・ゴジラの特色である登場人物の長ゼリフよりゴジラなどの動きに連動したアクションを楽しんだので、今回は長ゼリフを始め内容をじっくり観てみました。

 今までとは違うゴジラ映画

この映画の場合、ゴジラという想定外の災害に対して、政府がいかに対処していくかという映画であり、今までのゴジラ映画とはかなり異色のものとなっています。

 

また、演出については、ゴジラが着ぐるみからCGになったのは周知の通りですが、そのほかにも今の時代ならではのものが多く含まれています。

 

例えば、映画冒頭に漂流中のプレジャーボートに海保が乗り込むシーンでは、海保が記録用に撮影しているビデオ映像という形を取り入れられています。従来なら海保が乗り込んでいるところを普通に映像として撮影しているところです。

 

そして、東京湾海底トンネルの事故シーンでは巻き込まれた市民がスマホで撮影した映像という形をとるなど、事件、事故が起きたら誰もが撮影してYouTubeへアップする現在ありふれた状況が映画に反映されています。

 

逃げ惑う市民のシーンにしても、あえてブレブレの映像を使うことで、観ている側も必死に逃げ惑う市民と同じような目線になって、リアリティーが増しています。

 

また、ゴジラそのものも、フルCGに変わったので出来たのかもしれませんが、今までのゴジラ映画にはないアングルからゴジラそのものを表現しています。

 

今までのゴジラ映画への敬意

今までにない演出が多々あるシン・ゴジラですが、今までのゴジラ映画を無視したものとはなっていません。

むしろ、今までのゴジラ映画のDNAをきちんと引き継いでいるところ、作った側が今までのゴジラ映画、それを作った人々に敬意をはらっているところが見てとれます。

 

話は逸れますが、北村修平が監督した「ゴジラ FINAL WARS」はゴジラ50周年記念作、最後のゴジラ映画と意気込んで作ったわりに、ただ怪獣がたくさん出てきて戦い合う、それも怪獣によるアクション映画といっためちゃくちゃ感で、過去の作品への敬意もない最低の部類だと思います。

監督の個性を発揮するのは映画では当然ですが、自分で考えた完全オリジナルものならそれでもいいかもしれませんが、シリーズ物や原作ものの場合、監督が自分のスタイルだけを推し進めたら独りよがりのものにしかならないという典型例の映画でしょう。

ハリウッドのローランド・エメリッヒ版もそういう色居合が強く、結果興行収入、評価全てが散々なものになっています。

娯楽映画としては面白いのかもしれませんが、あえてそれをゴジラでする必要があったのか?という疑問が残る作品でした。

 

話を戻して、シン・ゴジラですが、観ていると「あれ?エヴァの音楽?」ってのが要所要所で聞こえてきます。巨災対ゴジラを解析しているシーンなんて、ネルフ本部で流れるものそのまんまです。

まあ総監督が庵野秀明、音楽が鷺巣詩郎なので当然と言えば当然です。

ただ、それ以外にもゴジラ映画では定番の伊福部昭の音楽もここぞというところで使っているところからも、今までのゴジラ映画を無視していない、敬意をはらっているところでしょう。

シン・ゴジラ劇伴音楽集

シン・ゴジラ劇伴音楽集

 

過去最強のゴジラ

今回のゴジラも今まで通り熱線を吐きますが、そのパワーが歴代最強です。

かつての作品では対戦怪獣相手には攻撃力抜群ですが、それでも一回吐き出しても高層ビルが1棟倒れるかってぐらいですが、今回は一発で高層ビル数棟を貫き、周辺数キロが灰燼に帰す状態。

えげつない攻撃力です。

ただ、これだけの破壊力なので、吐き出した後は2週間ほどフリーズ!
2014年のハリウッドゴジラも熱線を吐いた後にフリーズしてましたが、やはりパワーが比較にならん状態なのでフリーズ期間もそれ相応に長いようです。

この点は、熱線連発の今までのゴジラとは大きく違うところですね。

今作の熱線シーンを繋いだ動画がアップされてたので貼り付けておきます。

非公式のものなので、そのうちに消えるかもしれませんが…

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 海外では受けない

この映画は、日本社会で生きている人々にとっては受ける内容でしょう。

特に、東日本大震災における民主党による日本政府のグダグラ感を目の当たりにした日本人には、ゴジラ災害に対する日本政府を中心に描くこの映画は受け入れやすいでしょう。

 

ただ、海外の人々にとっては、日本政府や日本社会の特色が色濃くえがかれたこの映画はリアリティーもなく、日本語の台詞も膨大で分かりにくものだったのでしょう。

 

そういうところが、日本では支持率も高く、怪獣映画ながら多くの映画賞を受賞しながらも、海外ではそれほど受けなかったところでしょう。

 

特典映像

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DVD、Blu-rayが発売されると、豪華特典映像などと銘打って、追加で1〜2枚特典ディスクがついてきます。

シン・ゴジラにも他の映画同様に特典ディスクが付いてきており、現場でのメイキングやVFXのメイキング映像が入っているようです。

私が購入したのは、4K ULTRA HD版という本編ディスクが通常のBlu-rayの他に、もう一枚4K対応した本編ディスクが付いてくるものなのですが、それにお特典ディスクとしてプロモーション映像集、イベント記録映像集の特典ディスクと、メイキングが盛りだくさんのスペシャル特典ディスクと特典ディスクが2枚付いています。

それぞれ、139分、193分とかなり長いものになっているので、今後少しずつ観ていこうと思います。

 

最後に

この映画では、防衛大臣が女性大臣で、余貴美子さんが演じています。

この大臣がかなり頼もしい(まぁ途中で亡くなりますが)

現実の安倍内閣でも防衛大臣稲田朋美さんがされていますが、彼女の場合、かなり弱々しく感じ、「国防を司る防衛大臣として大丈夫なのか?」と不安になってしまいます。

現実は映画の通りにはいかんもんですね。

 

以上、シン・ゴジラのDVD、Blu-ray発売にあたってのブログでした。