きったんのぶろぐ

大阪在住の会社員(30代)が書くブログです。

スターウォーズ 最後のジェダイ (ネタバレあり)

2017年12月15日

スターウォーズの第8作目「スターウォーズ 最後のジェダイ」が世界同日公開をむかえました。

 

ということで、公開日の夜、レイトショーで観てきました。

MX4Dの吹替版で観たのですが、こういうSFモノの娯楽映画はMX4Dで観るに限りますね。

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MX4Dとは?

3Dに加えて、劇場内の照明や座席についている装置から水が噴き出してきたり、香り、座席の動きなどで視覚以外の体感からも映画を楽しむ映画です。

スター・ウォーズの場合、オープニングのタイトルののちに、前作からの間を軽く説明する文章が流れますが、これが3Dだと奥行きがあって、本当に宇宙空間に文字が流れていっているようです。ここだけでも見応えあり!f:id:kittan0509:20171216102826j:image

観覧したシアターは、アリオ鳳のTOHOシネマズ鳳。

21時10分からの回でしたが、ほぼ満席。

レイトショーは1300円ですが、MX4Dだと追加料金で3Dレンズなしでも倍。

それでも満席なのでスターウォーズへの期待値、人気がそれだけ大きいということでしょうね。

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劇場ホールには、R2-D2やBB-8の大きさがわかるパネルが数枚置いてありました。

MX4Dは、座席が動くのでシアター内には貴重品以外の手荷物が持込不可なので、売店で買ったパンフレットなどをコインロッカーに預けます。TOHOシネマズ鳳だとMX4Dのシアター前に100円のコインロッカーがあります。荷物を出したら100円返してもらえるタイプなので、利用される方は取り忘れのないように!(他のTOHOシネマズも同じタイプでしょうね)

 

パンフレットは2種類

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 限定版は通常版からキャリー・フィッシャー(レイア)追悼ページ2ページとコンセプトアートページ4ページを追加したもので1200円。

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通常版は1000円。限定版から上記の6ページ少ないですが、それでも84ページもある読み応えのあるパンプです。

差額も200円なので、折角ならと限定版を購入しました。

 

ここからはネタバレが入りますので、未だご覧になってない方はご注意ください。

 

全体的な感想

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これは、マジでオモロい!

この感想につきます。ちょっとコミカルなところも混ぜながらも、それが重苦しい背景といいバランスを取っています。

やたらとフォースご都合主義な感じがしますが(そんな使い方もあったのか?ってな感じ)、それはそれで良かったと思います。

 

ただ、ツイッターとかで映画の感想を見てると「フォースとすれば何でも罷り通るっていう感じがこの映画に納得できないところ」と不満を言ってる人をチラチラと見ました。

でもね!そもそもフォースなんてもん自体、都合よく出来てるわけで、新たにぶったまげた使い方が出てきても、それはそんなもんって事ですわ。

月クラスや幅60キロの宇宙船、5倍の速度で成長するクローン、惑星そのものを改造した破壊兵器、宇宙船内でも船のサイズに関わらず重力場が維持されているなどこの映画で設定なんてもんに我々の常識を当てはめようとする方がどうかしています。新たな設定が出てきたら「へぇ〜!そうなんや!」くらいの感覚で観るものです。

そんな細かな事をウジウジとツイートしてるから面白くないテレビ番組が濫立してるんだわ(設定がどうこうツイートしてたのがテレビ関係者とプロフィールに書いてた)

 

登場人物

新シリーズからは旧3部作(エピソード4〜6)から懐かしい面々がたくさん出てきます。

作品が作られた順ではエピソード4〜6、その次が新3部作(エピソード1〜3)でしたが、物語の時系列ではエピソード順なので「フォースの覚醒」から再登場しているキャラクターも約30年ぶりの登場で懐かしさ満載!

ルーク・スカイウォーカーマーク・ハミル

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オビ=ワン・ケノービヨーダがフォースと一体化したのちは最後のジェダイとして、帝国を崩壊させ、父であるダース・ベイダーアナキン・スカイウォーカーとしてシスからジェダイへ帰還させた英雄です。

前作の「フォースの覚醒」では、ラストでレイ(デイジー・リドリー)が迎えに行ったところで少しだけ登場しています。エピソード4〜6の時のような若きジェダイって感じではなく、ジェダイ・マスターとして経験を積んだ深みのある老練キャラになっているのかと思いきや…

 

今回のルークは、いじけた偏屈爺さんとなっています。

レイからライトセーバーを渡されてもそれを掘り出し、寿命が来るのを待って隠遁生活を送ってる状況です。「もう放っておいてくれ」という感じ。

 

ただ、そこにはヨーダらのように若きジェダイを育ててジェダイ・オーダーを復活させようと思っていながら、実際にはベン・ソロの闇を抑えきれず、葬ることにも失敗しただけでなく、それで弟子まで皆殺しにあってしまい、いまのファースト・オーダーの台頭を招くことに繋がったことへの引け目なども感じさせられます。

 

レイが修行を求めてもいじけてますが、ファルコン号でR2-D2と再開し、喝を入れられてレイの修行を始めます。

この際に懐かしい映像が出てきます。

R2-D2がかつての想いを思い返させるために、エピソード4でレイア姫R2-D2へ託したオビ=ワン・ケノービへのメッセージを見せるわけです。

ルーク自体は「ずるいぞ」と皮肉めいたコメントしますが、これを見せられてルークは屈折しながらもレイの修行をスタートするわけですが…

 

ここで行うジェダイの修行ってのがちょっとコミカルなところが多い。ファンの中には「ああいうおちゃらけシーンはいらんねん!」って人もいるでしょうが、ルークの屈折感を出すにはちょうどよかったのでは?

 終盤は大活躍です。ジェダイとしての腕は衰えるどころか、とんでもない技(今までのシリーズに出てきたジェダイも誰も使えなかったような)を繰り出します。

まぁこのあたりが、アンチの観覧者からフォースのご都合主義と批判されたところかもしれませんが。

どちらにしても、衝撃のラストを迎えますが、これは後のストーリー紹介で記載します。

レイア・オーガナ将軍(キャリー・フィッシャー

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残念ながら第1作からレイア姫を演じてきたキャリー・フィッシャーが本作撮影後の昨年末に飛行機内で心臓発作を起こして数日後に亡くなっていますので、本作が遺作となっています。

レイア姫自体は、エピソード6での「エンドアの戦い」で銀河帝国を崩壊させたのちに、ハン・ソロとの間に息子ベンを儲けるものの、ベンは暗黒面に惹かれてシス「カイロ・レン」となってしまい、最高指導者スノークとファースト・オーダーに走ってしまい、かつての反乱軍の同士を集めてレジスタンスを結成して戦い続けている設定となっています。

エピソード6まではフォースをなんとなく感じるくらいだったものが、「フォースの覚醒」ではソロの死を感じたり、今回はフォースの力で宇宙船の司令部が破壊されて皆んな宇宙空間に飛ばされたなか、一人で宇宙船に戻ってきたりとフォースを使いまくりです(この辺もフォースのご都合主義ってとこでしょうか)。

全体的な雰囲気は、意思の強いセレブなおば様って感じでしょうか。

次作への出演予定は元々なかったようですが、「最後のジェダイ」のラストな感じから次作も出てきそうな感じがしないでもないのですが、どのようにフェードアウトさせるんでしょうか?

まさかオープニングの説明で「レイア・オーガナ将軍もファースト・オーダーの猛攻で命を落とし〜」って感じでサラっと流されてしまうのでしょうか?それはなんか嫌な感じだわな。

 ヨーダ

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スター・ウォーズでも最も人気があるキャラの一人。ヨーダが本作で復活です。

レイがカイロ・レンをレジスタンス側に呼び戻せるとファルコン号で旅立った後に、ルークがジェダイの古文書を焼いてしまってジェダイを終わらせようとするところで、再登場してきます。見た感じは新三部作の時のようなジェダイ評議会の重鎮って雰囲気より、5で初登場した時のような雰囲気です。まぁ時系列では6以来の登場ってことなので当たり前といえば当たり前なんですが。

ヨーダも霊体でありながらフォースを使ってとんでもないことをやらかします。

ただ、ここでも流石はヨーダ。最後の弟子であり、悩みまくってるルークの前に戻ってきてその後に繋がる教えを残していきます。

スター・ウォーズ ヨーダ 1/6スケール プラモデル

スター・ウォーズ ヨーダ 1/6スケール プラモデル

 

 レイ(デイジー・リドリー

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「フォースの覚醒」から今作「最後のジェダイ」、次作までの3部作のヒロインです。

可愛いです!

前作スターキラー基地でのカイロ・レンとの戦いの最中にフォースが覚醒し、レイアからの依頼でルークを呼び戻すとともに修行をつけてもらいにルークの元を訪れます。

なんだかんだの末にルークからフォースの基礎を学びますが、その最中にカイロ・レンとフォースを介して会話するようになり、カイロ・レンを自分たちの側に呼び戻せるとファースト・オーダーの船に乗り込みにいきます。

結果としてカイロ・レンとは決別しますが、その後に逃げ道の坑道出口が塞がって出られなくなっているレジスタンスの面々の前に現れて、フォースで岩をどけて逃げ道を作るなどフォースがかなり強くなっています。

途中、暗黒面に引き込まれそうになりますが、結果は跳ね除けたまま、残り少なくなったレジスタンスと行動をともにしていきます。

 フォースの覚醒では、砂の惑星ジャクーに取り残されたお嬢さんが突如フォースに目覚めるので、「ルークとレイアのようにカイロ・レンと双子なのでは?」とか「ルークの娘か?」といった憶測も流れていたようですが、どうやら碌でもない両親に酒の代金がわりに売られて捨てられた子供であって、特段フォースに強い家柄、帝国から隠れてたジェダイの落ち武者の子供とかいった設定ではないようです。

エピソード1でクワイ・ガンと出会ったアナキン・スカイウォーカーなんかは血中のミディ・クロリアンヨーダ以上という逸材、特別な存在って感じでしたが、母親は普通の奴隷ってところだったので、同じように普通の人間の元に突如フォースの強い女の子が生まれたって感じでしょうかね。

 

その他のキャラ

「フォースの覚醒」から再登場していた赤いナマズみたいな宇宙人「アクーバ提督」は本作でもレジスタンスの司令官の一人として登場します。ただ呆気なく死んじゃいます。「エェ〜!?第2デス・スター攻撃戦の指揮官までしてたキャラやのに呆気なくないか?」とも思いましたが、本作はレジスタンスが壊滅状態まで追い詰められますので、こういうレジスタンスの大物が死んで行くのも仕方なかったのでしょうが、少し寂しいですね。

多分あっていると思うのですが、エンドアの戦い時にカルリジアインと一緒にファルオン号を操縦していた宇宙人もパイロットとして出てきます。

 

ドロイドとしては、全作通じて出ているC3-POやR2-D2のほか、BB-8やファースト・オーダー側のBBユニットBB-9Eが登場します。 

BB-8は戦闘中に戦闘機を修理したり、フィンについて何処までもいく上に、敵の兵器を乗っ取ってストームトルーパーをやっつけたりを大活躍です。R2ユニット同様言葉は喋れませんが、スター・ウォーズの世界ではこういう言葉の話せないロボットの方が感情の起伏があったり、血気盛んだったりするようです。

C3-POは相変わらずのKYなおしゃべりです笑

R2ユニットらと違い、通訳ロボットは戦闘の役には立たないのに相変わらず戦闘に巻き込まれ続ける運命にあるのでしょうね。

前作公開直後に上のSphero BB-8を購入したのですが、かなり面白いおもちゃです。

スマホのアプリ操作で映画さながらの動きをしますので、スター・ウォーズファンは是非購入して遊んでみてください。

 

あと、スター・ウォーズの人気キャラといえば、毛むくじゃらなチューバッカ。ソロの相棒であり、図体がでかい強面キャラのくせに怖がりだったり、C3-POらドロイドとも仲良いコミカルなキャラですが、今回もそういうところがちょくちょく現れています。

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そして、そのチューバッカの周りをチョロチョロするのが今作初登場のポーグっていう出来損ないのペンギンみたいな生き物。

予告編の感じでは、1匹だけ登場してチューバッカのペットのような立ち位置になるのかと思いきや、ルークが隠遁している島で繁殖している鳥で、いっぱい出てきます。

なんとチューバッカ。野宿するときにポーグを捕まえて焼き鳥にしてしまいます(@o@;)

ただ、チューバッカが食べごろに焼きあがったポーグを食べようとしているところに他のポーグが集まってきて、あの大きな目玉で悲しそうに見つめると、チューバッカも何度も口元へ運びながらもなかなか口にできず…

っていう何処と無くチューバッカらしいなぁって思わせるシーンです。

その後はポーグがファルコン号内にまで巣を作ってしまい、終いには星から飛び立って行くときにも付いて行って、チューバッカが操縦しているところでポーポーと騒ぐ始末。

まぁ本筋には全く関係ないキャラですが、作品全体の癒し系ってところでしょうか。

それにこういうキャラクターはグッズにしたら確実に売れますし。その辺はディズニーの作戦ってところでしょうか。

 Amazonで検索したところ、すでにポーググッズだらけです。

 

そのほかにも多彩なキャラが多数登場しますが、全てあげていったらそれだけで本一冊になるぐらいですから、とりあえずここまでの紹介とします。

 

ストーリーについても別の投稿で記載することにします。

 

とりあえず、「スターウォーズ 最後のジェダイ」を観にいった上での感想第一弾でした。