映画の感想「アマルフィ女神の報酬」
アマルフィ女神の報酬
「お題スロット」で「何回も見た映画」が出てきたので、ちょうど今Netflixで観ている映画「アマルフィ 女神の報酬」について書いてみようかと思います。
織田裕二が主演で、天海祐希、佐藤浩市、戸田恵梨香、福山雅治と主な出演者も錚々たる顔ぶれです。
それに、声だけの出演で中井貴一、駐イタリア日本大使館の大使や職員役のちょい役で、小野寺昭や佐野史郎といったベテランやチビノリダーの伊藤淳史、大塚寧々など豪華です。
何より無駄に豪華なのが、主題歌を歌っているサラ・ブライトマン。本人役で出ていますが、出演シーンはサミットのパーティーで歌っているだけ。映画公開前には「サラ・ブライトマンも出演」って聞いていたので何か事件と絡みがあるかと思いましたが、それほどの絡みもなく…
兎に角、出演者もロケーションもやたらと金をかけまくった映画です。
それなのに想定していたほど興行収入が上がらなかったという…(後述します)
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ストーリーは、イタリアを訪問した親子(天海祐希)の娘が何者かに誘拐され、サミットのテロ対策でローマに派遣されてきた邦人テロ対策室の黒田(織田裕二)が犯人からの電話で父親と勘違いされたことから事件に巻き込まれ、誘拐犯を追っていく。その中で、誘拐事件に隠された犯人の真の目的が徐々に判明していくというお話です。
全編見て思うことは、「こんな外交官って日本におる?」ってとこですかね。
いくら邦人テロ対策で世界を駆け巡ってるとはいえ、外交官というよりはどちらかといえば007とか特殊工作員って感じかな。
フジテレビの開局50周年記念作品ってことで多額の費用をかけて、撮影もほぼ全編ローマで撮影したのに、思ったほど興行収入も稼げなかったようです(Wikipediaによると50億円見込んでたところ、実際には35.6億円)。
その後に連ドラで「外交官 黒田康作」や映画第2弾の「アンダルシア 女神の報復」も公開されてましたが、ドラマはコケてしまい、映画も18億程度の興行収入に終わったようです。
あの大ヒットした「踊る大捜査線」シリーズを作ったフジテレビと織田裕二なので、フジテレビ・東宝もヒットは確実と呼んでいたのでしょうが、それほど甘くはなかったようです。
私の個人的な感想としては、犯人の真の目的が徐々に明らかになっていくストーリーとかとても面白かったんですけどね。
「踊る大捜査線」は万人に比較的馴染みがある警察のそれも所轄署が舞台ってことで、観る方も作品に入っていきやすかったのかもしれませんが、外交官が主役で舞台が海外でテロがストーリーの核となると作品に入っていき難かったのかもしれませんね。
以上、「アマルフィ 女神の報酬」の感想でした。