iOS 10.3にアップデートしてみた
iPhoneなどに搭載されているOS「iOS」のアップデートが28日に配信されました。
今回のバージョンは、10.3
ということで、今朝方、アップデートを行いました!
まずはバックアップ!
wifi環境があればiPhone単体でも十分にアップデートは行えますが、今回のアップデートにあたっては、PCのiTunesを使ってのバックアップが必須です。
新ファイルシステム「APFS」の導入
なぜかと言いますと、OSのファイルシステムが新しいもの「APFS(Apple File System)」に変更されているからです。
そもそも、ファイルシステムとはなんぞや?
私もよくわかりませんが、ハードディスクやSSDなど記憶媒体のデータを管理するシステムのことだそうです。
Appleでは、HFS+というファイルシステムを長年使い続けていたのですが、そのシステムの開発年賀1998年と今から約20年前。
その当時とは、PCなどファイルシステムを使う環境は大きく異なっています。
記憶媒体にしても、容量は20年前とは比較にならないサイズですし、媒体自体がHDDからSSDが多くなってきています。
ということは、ファイルを管理するシステムも、いつまでも過去のものをベースに書き足していくよりは、いっそ刷新してしまってもっと今の環境にあったものを使うべきでは?ってことで、最新ファイルシステムAPFSの開発・導入に至ったようです。
私はアップデートでそれほど実感は沸いていませんが、処理は今様のファイルシステムに変えたことで速くなっているそうですよ。
ファイルシステムがアップデートで全く別の形に変わるのであれば、何かあった時にデータが飛ぶかもしれませんので、事前のアップデートは必須です。
データバックアップの手順
iTunesがパソコンにインストールされていたら、あとはパソコンとiPhoneをケーブルでつなぎ、パソコンでiPhoneが認識されれば、あとはバックアップするだけです。
私の場合は、繋いだらバックアップするようになっていますが、iTunesからiPhoneを確認し、概要のバックアップにある「今すぐバックアップ」のボタンを押したらバックアップはすぐ取れます。
次はインストール
iTuneの同じ画面で、「アップデートの確認」を押したら、あとはダウンロードしてインストールができますので、画面の指示に沿って進めていけばいいかと思います。
別にiTunesを使わなくても、iPhoneの設定>一般>ソフトウェアアップデートの順で確認するとiPhone単体でのアップデートは可能ですが、少し古い機種になるとダウンロードプログラムの容量等で単体でのアップデートはできないかもしれません。
個々にご確認ください。
あとは、画面の指示に従ってインストールしていくだけ。
操作が終われば、あとは20分〜30分ほどで終わります。
電話の更新なので、電話のなることがない時間、例えば寝る前などに処理した方がいいかもしれません。
増えた機能はなに?
32ビットアプリへの警告
iPhoneは2013年後半に64ビットのプロセッサを導入しており、2015年6月からはアプリに64ビット対応を義務付けているそうです。
それより前に開発されて、32ビットのまま開発者から更新せずに放置されているアプリを使おうとすると、iPhoneの動作が遅くなる可能性があると警告されるようです。
ただ、こればっかりはユーザーにはどうしようもないので、「そのうちにこのアプリ使えなくなるかなぁ」と思っておいて、生活に必須なアプリなら開発者へアップデートの依頼を送るか、代用できるアプリを探しておいた方がいいでしょう。
AirPodsを探す
ワイヤレスのイヤホンAirPodsですが、あれって無くしそうで怖いですよね。
あれで安いのだったら無くしても諦めれるかもしれませんが、(税別)16,800円ですからね。無くしたら一大事です。
今回のアップデートでは、それを探す機能が付いたそうです。
まあ街中でもまだAirPodsを使っている人を見たことないので、ほとんどの人には不要でしょうね。
ちなみに、私も欲しいとは思っているのですが、まだ購入には踏み切っておりません。
今年中には買いたいなぁと思っています。
Siriさんの追加機能
- 支払い用Appを使用して、支払いを実行したり、請求書を確認したりすることに対応
- 配車サービスAppを使用して、配車の予約をすることに対応
- 自動車メーカー製のAppを使用して、車の燃料の残量確認、ドアのロックの状況確認、ライトの点灯、クラクションを鳴らしたりすることに対応
こういう機能が追加されているらしいけど、そもそもスマホに話しかけるSiriって機能をそこまで使ってないしなぁ。
その他も追加機能は色々
その他にも追加機能はたくさんあるようですが、書ききれないので、下記のリンク先をご覧ください。アップルのiOs 10.3追加機能に関する説明ページです。
Kindleに不具合発生か?
このアップデートをすることで、Kindleアプリにおいて、一部の書籍が読めなくなるという不具合が発生した模様です。
現在はAmazonから修正したアプリが配信されていますので、iPhoneでKindleアプリ使用中の方はiOSをアップデートしたら、Kindleアプリもアップデート必要です。
その他でもアプリによっては不具合が出ていて修正版が配信されているかもしれませんので、アプリのアップデート確認は必須です。
最後に
今回のアップデートについてですが、私のiPhone7 PlusとIPhone SEではこれといったトラブルもなく、スムーズにアップデートが可能でした。
また、その後の使用環境では目立った不具合は特に感じていません。
ただ、何があるかわかりませんから事前のバックアップは必ず取っておいてからアップデートしましょう!!
以上、iOS 10.3にアップデートした報告でした。